MESSAGE

常識の逆を行く独自の経営スタイル 1961年創業の松源は、和歌山・大阪府南部・奈良・京都にて、生鮮食品スーパー「マツゲン」を展開しています。地域に根ざすスーパーとして、地域のお客様に必要とされ続けるため、私たちはこれまでの常識にとらわれず、常に変革と挑戦を重ねてきました。
その一環として取り組んでいるのが「EDLP(Every Day Low Price)業態」への転換です。期間限定の特売ではなく、毎日がお買い得な店舗をめざすとともに、特売の告知に必要だったチラシを撤廃。現在、全店舗でEDLP・チラシゼロを実現しています。これにより、ムダを省き、価値ある商品をより安く、より安定的にお客様にお届けしてまいります。
また、農業・水産業が盛んな和歌山の地の利を生かし、地元の農家や漁業者の皆様と直接連携し、新鮮で美味しい商品をお届けすることで、お客様にも生産者にも嬉しいWIN-WIN-WINの関係を実現しています。
そして近年では、地域資源の活用や安定供給体制の強化といった視点から、自社での農作物の栽培にも着手しています。 単なる仕入れではなく、自ら育て、販売まで一貫して手がけることで、地域農業との新たな関係を築くと同時に、農作物に強い感度を持つバイヤーの育成にもつなげています。


私たちの成長を支えるのは「人」の力です。業界の慣習にとらわれることなく、20代でバイヤーや店長として活躍する社員も多数います。社歴や年齢に関係なく、透明性の高い評価制度のもとでキャリアを築くことができる環境があります。実際に、既存店の活性化→新店の出店→若手の抜擢という好循環が生まれており、第二成長期にある今だからこそ、人の成長が企業の成長につながることを日々実感しています。
また、成長に欠かせないのは「学ぶ姿勢」と「本質を考える力」です。私たちは、お客様からの声に表れないニーズまでをも掘り下げ、多面的に考える力を大切にしています。単に言われたことをやるのではなく、その背景や真因を捉え、より良い解決策を考えること。それこそが「カイゼン活動」の本質であり、継続することで未来に大きな差を生むと確信しています。
松源は今、2年以内に売上1,000億円を目指し、年間3店舗以上の出店を計画しています。その先には、4,000億円、5,000億円といった未来を見据えたビジョンも描いています。だからこそ、ここからが本当の勝負です。
お客様の「声にならない声」にも耳を澄ませ、本質を考え抜く企業であり続ける。そのために、私たちはこれからも挑戦を続け、社員とともに、誰にも真似できない松源らしい成長を実現してまいります。
代表取締役社長
桑原太郎